震災でわかったこと -2




通常の自動車保険は国の息がかかっています。少し下品な言い方で気分を悪くされる方には申し訳ないと思いますが、損害保険大手保険会社社員の給料が恐ろしく高かったり、上層部になると下請けを上手く使いながら、現場を考えない週休二日で仕事ができたりするのはそのためです。今回の原発事故を見てもわかりますが、体制は全く同じです。

 この津波の被害を担保する特約「車両保険の地震保険特約」は、支払いが生じた場合に国が支払いを持ってくれません。全て保険会社の負担で処理するものなのです。当然のことながら、大きな損失になる可能性が非常に高い保険なので、保険会社は積極的に販売しないばかりか、説明さえしてくれないのです。

 保険って、こんな事でいいのでしょうか?儲かるから販売する、儲からないものは販売しない、汚い言い方をすればこの通りです。

 沢山の車が流された人の気持ちを察すると、いてもたってもいられません。このような事態に備えるのが保険であり、危険性の高いものに対しての備えを積極的にすすめる、説明するのが保険会社の役割であり、セールスマンの仕事だと私は思っています。でも現実は全く違います。この通り、被害者は車がなくなりローンだけを抱え、泣き寝入りをせねばならないのが現実の姿なのです。皆さんどう思われるでしょうか?

 私たちは強くならなければなりません。自動車保険も言われるがままに加入するのではなく、うるさいくらいに質問して理解してその上で加入するべきだと思います。事故を考えるとやはり私たちは怖いので、言われるがままに加入してしまいがちですが、しっかりと疑問を持って、確認してから加入するように心がけましょう。具体的な提案を1つすると、車の契約時に一緒に保険を契約するのはやめましょう。さまざまな情報を収集した上で、納車までの間に考え、慌てて手続きすることのないようにしましょう。

◆借金のし過ぎに注意

 それともう一点、車はこのように一瞬にして使えなくなる恐れのあるものだという事を覚えておきましょう。今回の津波は極端な例ですが、その他にも、もらい事故、突然の予期せぬ故障、雹などの天災、などなど、十分に可能性はありえるのです。車に全てを注ぎ込みたい気持ちは私もわかりますが、全てを注ぎ込んでしまうと、その時に失う物が大きすぎますので、あまり入れ込み過ぎないように我慢したいものです。

 





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(C) 2015 車の経費や維持費っていくらかかるの?