カーシェアリング





 一昔前までは、終身雇用が約束され、しっかりと給料がもらえていました。サラリーマンは心にも余裕があり、車を買って所有し、休日には大切な愛車を磨いたり、友人や恋人とドライブするのが楽しみ、ステータスでもありました。

 しかし時代は変わり、終身雇用は崩れ、収入や将来の年金でさえも不安定な状況にあります。車を欲しいと思う若者は必然的に減り、車に対してステータスも何もなくなっているのが現状です。社会の情勢を考えるなら、これは仕方のないことなのかもしれません。

 昔のサラリーマンは、車の維持費やローンを何とか払える位のお金をもらう事ができました。でも、今はどうでしょう?自動車税に年間5万円、二年ごとの車検に15万円、毎年の自動車任意保険に20万円、そして維持費としてのガソリン代、オイル代、バッテリー代、タイヤ代、高速代、駐車場代、そして車自体の支払い、ローンを払って行くなんて、考えられるでしょうか?

 就職活動そのものから、時代は変わってしまったのです。団塊の方々が何だかんだ言っても、時代が時代なのです。就職も厳しく、保証もない社会で、これほどの負担を強いられる車の維持を好んで行う者は減って当然です。


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(C) 2015 車の経費や維持費っていくらかかるの?